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改善・再生ありきの経営
経営しているうえで、衰退期をできる限り早く察知して、新たな事業に着手し第二創業期に入ることは現代における中小企業の命題になっています。
ところが、中小企業経営は限られた経営資源、リソースのなかでのかじ取りが求められ、大企業のように、人材も商品・役務も資金も情報も潤沢には使えません。
その限られたなかでできる限り早く衰退期を察知しようと努力していても容易とはいえません。
ですから、改善・再生に陥らないような経営に努めるのではなく、改善・再生はもとよりありきの経営を行うべきだと考えています。
創業期や成長期、飛躍期、安定期があるように改善・再生期を自社のライフサイクルに組み込んだ計画を予め作成しておくと良いと考えます。
むしろ、その方が自然ではないかと思えてなりません。なぜなら会社も生き物、風邪もひきます。風邪を引けば静養しなければいけませんしお薬も必要です。
人も会社も同じです。人も風邪をこじらせると大変です。会社も同じと言えるのではないでしょうか。
そのうえで、やはり改善・再生に必要なのは「自前の力で儲ける力を再び取り戻すこと」ではないかと考えます。
自前の力で儲けるというのは、まさに自社の主力の商品・役務で利益を出すということです。ここがしっかり出来ていないと、どれだけ立派な事業に見せてもいずれは崩れてしまいます。
そして、この自前の儲けの力は、常に同じではありません。社会や経済に合わせて市場も消費者も変動します。その時々に見合った商品・役務の提供が必要です。
このように考えると、市場や経済の変化に合わせて会社も変化を遂げる必要があるように感じて頂けるのでないでしょうか。
この変化に乗り遅れてしまうことによって改善・再生が生じます。逆に乗り遅れなければ、改善・再生は生じないことになります。
ちなみにこの乗り遅れの積み重ねの最終が破産・倒産という最悪のケースになってしまいます。
そんな便利な千里眼を持った経営者はいるのでしょうか。現実、難しいと言わざるを得ないと思います。
ですから、やはり改善・再生期はおとずれるものだとして経営にあたるのが自然だと思います。
ただし、その大きさは大小さまざまです。もちろん小さい時期に対処するに越したことはありません。
その為にも、改善・再生ありきの経営計画,事業計画を策定しておくことが重要であると考えます。
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さて、会社経営は苦難と予期せぬ出来事の連続です。何の問題もなく順風満帆な会社経営こそ存在しないのではないでしょうか。そんな会社の経営者、リーダー、責任者である社長は多くの決断を求められます。その決断のなかには、会社存続に関することもあると思います。今まさにお一人で抱えきれない問題の解決を迫られているかもしれません。それでもご安心ください。大袈裟ですが命までは取られはしません。起きたことは必ず納まります。
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