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コラム
経営の心得
事業に一回休みは存在しない。起業した後は清算するまで走り続けないといけないのである。
走り続ける過程は決して有利な環境ばかりではない。むしろ苦難の環境をどうやり過ごすかを判断する事のほうが
多いかもしれない。要するに事業の継続は楽ではないということである。ということは楽ではないことを毎日継続できる
精神力が経営者には必要であり、同時に従業員を鼓舞できる力量も会社の成長に問われることになるのである。
さて、経営者も会社も「生き物」、すなわち不確実性の高い環境の中を生きていることに変わりなく、
何が起こるかわからないのである。企業も人間と同じように風邪や頭痛を患うことは珍しい事ではない。また軽い症状から
重い症状まで様々である。経営者はその時々によって適宜判断し対応することが求められる。人間で例えるなら
体に不調を覚えたからと言ってお寺に連絡することはまずないのである。まずは住まい近くの医院、そこでも原因が
わからないなど症状に改善が見られない場合は、住まい付近での大きめの病院や大学病院といった順番である。
企業もこれと同じで、まずは経営者自身で改善を図れるかどうか、それでも改善が見られない場合は税理士や会計士、
それでも改善が見られないときは弁護士などとなる。ここで注意してもらいたい点がいくつかある。まず一番の名医は
経営者自身であることを忘れないことである。会社のことを一番把握できているからである。次に、顧問税理士や
顧問会計士の先生は税務や会計についての専門家であって、改善の専門家ではないことである。
つまり、経営者の改善するための判断材料となる税務や会計の情報を提供する専門家なのであって、
改善のプロではないのである。
ここで長く足踏み状態を続けていると改善しないどころか、悪化することも十分にあり、改善できるにも関わらず
改善に手遅れとなることもしばしばである。では、誰に、何処に、相談するのが最適か。
それは、ずばり改善や再生を支援する専門家に相談するのが自然なのである。もちろん、上記の専門家にも改善や再生を
支援に取り組まれている先生方もいらっしゃるが、私の知る限りにおいては失礼ながら片手間的に取り組まれている
というのが感想であり、専門特化というにはほど遠い取り組み状況である。
今日では、ひと昔、ふた昔と違って、企業の改善や再生という理解も様々な分野で理解が進み、また法整備も整った
おかげで、余程の重症、末期でない限り清算破産の道を選択しなくても済むようになった。しかし、これは改善や再生支援に
特化した臨床事例を蓄えているからこそ言える事であり、単にはた目から法整備が整っている、破綻企業が軽減している
などの時事記事だけを追いかけているだけで取り組めるほど甘くはない。
企業にとっての改善や再生は負からの脱却であり、向かい風への挑戦であり、決してなまなかな精神力で
成し遂げられる活動ではないのである。巷では、改善や再生に関するうわさや断片的情報、安易な書籍などが存在して
いるが、そのような類を手本に、たとえ経営者といえ全くの素人が手を出すとかえってひどい状況に陥ってしまう。
そして、何事にも言えることであるが軽度なうちの対処が何よりも重要である。
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さて、会社経営は苦難と予期せぬ出来事の連続です。何の問題もなく順風満帆な会社経営こそ存在しないのではないでしょうか。そんな会社の経営者、リーダー、責任者である社長は多くの決断を求められます。その決断のなかには、会社存続に関することもあると思います。今まさにお一人で抱えきれない問題の解決を迫られているかもしれません。それでもご安心ください。大袈裟ですが命までは取られはしません。起きたことは必ず納まります。
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